「計量士」の役割
計量士とは、計量法に基づき、計量に関する専門知識を持った国家資格者です。主に事業所の計量器の整備や検査、正確な計量の実施、計量方法の改善、計量に携わる人の教育などの計量管理業務を行います。
計量士の働き場所の多くは工場をはじめ、百貨店やスーパー、工事現場などがあげられます。正確な計量が求められる場所は、すべて計量士の仕事場であると言え、貴重な存在として計量管理業務に携わっています。
また、計量管理のほかに、計量士は都道府県知事・特定市町村長が行う定期検査等を代わりに実施する、「代検査」を行うことができます。計量士が計量器の検査を行い「代検査済証印」のシールを貼付し、その旨を届け出た場合は、県の行う定期検査が免除になります。
計量士になるには
計量士の資格は、環境計量士(濃度関係)、環境計量士(騒音・振動関係)及び一般計量士 の3区分に分かれています。
それぞれの資格を取得する方法は2つあり、国家試験コース(計量士国家試験に合格し、かつ実務経験その他の条件を満たし登録)と資格認定コース(国立研究開発法人産業技術総合研究所の教習の課程を修了し、実務経験などの所定の条件を満たして計量行政審議会が認め、登録)があります。
計量士国家試験の内容は、計量関係法規や管理概論、数学や物理など多岐に渡り、合格率は約15%~20%と非常に難しい試験です。
恵藤計器には社内に4名の計量士がおり、日々業務に活躍しています。
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